周遊バスでの観光がおすすめ
河口湖や西湖周辺にはたくさんの観光スポットが点在します。効率よく見て回るためにも、周遊バスを上手に利用しましょう。
河口湖周遊バスは15分間隔、西湖周遊バスは30分間隔で運行しているので、バスの時刻を気にしなくても大丈夫。
人気の観光スポットである河口湖遊覧船やカチカチ山ロープウェイへは「河口湖周遊バス」に乗車して下さい。河口湖周遊バスは「レッドライン」と呼ばれており、バスも赤い色が基調。
鳴沢氷穴、西湖コウモリ穴、青木ケ原樹海、竜宮洞穴、富岳風穴へ行くなら「西湖周遊バス」に乗車します。こちらは「グリーンライン」と呼ばれており、バスの車体は緑色が使われています。分かりやすいです。
それぞれ乗り込んだ停留所から目的の停留所までの料金で利用することも可能ですが、何度も利用するならば全エリア乗り放題のフリークーポンの購入がお得でおすすめ。
河口湖遊覧船
河口湖に来たら絶対に外せないのが遊覧船クルーズ!
アンソレイユ号と名付けられたクラシカルな遊覧船に乗って、湖上から見る富士山を楽しめます。
河口湖ICから約15分、河口湖駅から徒歩10分の場所に河口湖遊覧船乗り場があり、アクセスしやすいです。遊覧船は30分ごとに出港しており、所要時間は約20分。
繁忙期には船内も混みあうので、ベストポジションで富士山を見たり撮影したりしたいのであれば、早目に並ぶのが良いです。
天気が良い日には2階席スペースの確保必須!河口湖の大きさや富士山、周囲の山々など360度のパノラマ景色が見られます。
遊覧船は河口湖に浮かぶ無人島「うの島」近くでUターン。河口湖大橋をくぐると富士山が目の前に!
写真はあいにくのお天気でしたが、晴れて風のない日には湖面に逆さ富士が見られることもあるので、シャッターチャンスを逃さないで!
カチカチ山ロープウェイ
富士五湖で1番大きな湖「河口湖」を一望できるのが、標高1,075mの天上山です。
山頂は360度のパノラマビューなので、河口湖はもちろん、富士山も山麓まで、さらには南アルプスや街並みも見えて、感動ものです。
山頂まではハイキングコース、もしくは「富士山パノラマロープウェイ」で行くことが可能。
しかし、ハイキングコースはそれなりに急勾配なので(片道約40分)、日ごろから登山に慣れている人におすすめです。
ロープウェイは川口湖畔駅から5分〜10分間隔で随時運転しており、山頂に向かうにつれて河口湖の全貌が姿を現します。
約3分間の空中散歩の後、山頂の富士見台駅に到着。
ロープウェイは「かちかち山ロープウェイ」と呼ばれており、その名の通り天上山は「かちかち山物語」の舞台とされています。天上山山頂には、かちかち山物語に関するオブジェがいっぱい。そういえばこんな物語だったな、と懐かしくなりました。
山頂ではまず、うさぎのご神体を祀っている「うさぎ神社」に向かい、ご挨拶をします。
狛犬の代わりに狛うさぎが安置されているのがユニークです。左側の立っているウサギの足を撫でると健脚になり、右側の伏せているウサギの頭を撫でると頭が良くなります。
「天上の鐘」は、富士山を見ながら鐘を鳴らすと無病息災のご利益が得られます。鐘の鳴らし方を変えると、恋愛成就になるとか。
ここは最高のフォトスポットなので、ぜひ記念の一枚をカメラに収めたいです。
観光にはお得なセット券の利用がおすすめ!
河口湖遊覧船と富士山パノラマロープウェイの2つ、もしくは河口湖遊覧船と富士山パノラマロープウェイと周遊バスの3つがセットになっているお得なセット券が発売されています。
セット券はそれぞれの乗り場で購入できます。
大人1,400円・小人700円
・遊覧船&富士山パノラマロープウェイ&周遊バス
大人2,600円・小人1,300円
河口湖や西湖周辺は広く観光スポットもたくさんあり、国内外から連日多くの観光客が訪れるので、時間に余裕をもって行動する事が大切。ゆっくり見て回るためにも、1泊での旅行もおすすめです。
フリークーポンは購入日から2日間有効です。
小御嶽神社
カチカチ山の世界が広がっている「天上山公園」の東端に進むと、「三ツ峠方面」へと書かれているゲートを目にします。これより先は天上山山頂へ向かう道。片道15分ほど。せっかくなので登ってみましょう。
緩やかな山道ですし階段もあるので、それほど辛くはありません。むしろ観光客も一気に少なくなるので、野鳥の声や風の音など自然を感じながらの軽い登山が楽しめます。途中で道が分岐するので案内表示版を見落とさないで!「天上山山頂・小御嶽神社」を示す、向かって右側の道を進みましょう。
山頂に到着すると南側に富士山が真正面に!天上山公園でも見えた景色ですが、ちょっと目線が高くなるだけで、まるで富士山と向かい合ってお話をしているかのような近さに感じられます。
北側には「小御嶽神社(こみたけじんじゃ)」と彫られた石碑と小さな祠。そう、ここは富士山五合目にある小御嶽神社の分祠となる場所です。
一般的な山頂神社と同じように建造物はなく、石の台座と石の祠で寛文8年(1668)に建立されました。御祭神は「磐長姫命(いわながひめのみこと)」「桜大刀自命(さくらおおとじのみこと)」「苔虫命(こけむしのみこと)」の三柱。余談ですが、神様は一柱(ひとはしら)、二柱(ふたはしら)、三柱(みはしら)・・・と数えます。
もともとの小御嶽神社は、富士山五合目(小御岳山山頂)に創建されました。そして、富士山に入山して木を伐採する人たちの安全を祈願するために、富士山と対峙する天上山に小御嶽神社の分祠を立てたのです。ちなみに天上山は「嘯山(うそぶきやま)」とも呼ばれています。騙し合いをするカチカチ山物語に合っているようなネーミングですね。
それほど広くない山頂ですが、見晴らしも良く、木が程よく日陰を作ってくれます。気候に恵まれた日でしたら、お弁当を持参してここで食べるのもおすすめ。
山頂から麓まで自分の足で下山するルートもありますが、登山は上りよりも下りの方が危険です。それなりの装備や経験を持ち合わせていないのであれば、天上山公園まで下山してそこからはロープウェイを利用しましょう。ロープウェイに乗り遅れないように、いつでも時間は気にしておいてください。
次は青木ケ原樹海、コウモリ穴に向かいます!
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