漁業の街、醤油の町として知られる千葉県銚子市。東西16.2km、南北12.8kmの面積で人口は6万人ほど。
それほど大きくはない銚子市ですが、太平洋を望む見事なロケーションや海の幸が味わえる観光地として人気です。
いつ観光するにも、何となくその土地をぷらぷらと歩いて「楽しかった。美味しかった。きれいだった。」で終わるより、その土地の歴史や文化、気候や特徴に興味を持ちながら訪れたほうが、絶対に心に深く残るはず!
銚子市を観光する際には、ジオパークに指定されている銚子市全域の「地層」とジオの恩恵を受けた「銚子醤油」を意識しながら回ってみましょう。
犬吠埼
関東平野の東端に位置する犬吠埼(いぬぼうさき)。離島や山の上を除くと、日本で最初に初日の出が見られる場所として有名です。
犬吠埼は三方が海に囲まれている海食台地で、およそ1億2000万年前の白亜紀の堅い地層が露出している興味深いエリア。白亜紀は、まだ恐竜が生きていた時代。犬吠埼でもアンモナイトなど化石はいくつか発見されているんです。
岸壁下まで下りられる遊歩道から海岸に出ると、砂と泥が交互に堆積し、さらに地殻変動で傾斜した「砂岩泥岩互層」が見られます。そしてその表面には蜂の巣の形のように風化した「蜂の巣状風化」と呼ばれる模様があり、まさに自然のアート。
このような浅海堆積物と白亜紀の地層が一緒に見られる犬吠埼は、全国的にみても珍しい場所で、地質学的価値の高いことから、2002年には国指定天然記念物「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」に指定されました。
「犬吠埼」の名前の由来はいくつかありますが、特に知られているのがこちら。
源義経の愛犬「若丸」が岬に置き去りにされた時に義経を恋しがって7日7晩吠え続けたから。なんとも悲しい言い伝えです。
犬吠埼灯台
犬吠埼の突端にシンボル的存在として建つ犬吠埼灯台。
灯台の高さは31.3m、日本で24番目の洋式灯台として、明治7年(1874)に初点灯されました。以来、現在でも太平洋の安全を守っています。
正式名は「海上保安庁第三管区 海上保安本部 犬吠埼航路標識事務所」という、とてもとても長い名前が付けられています。灯台は事務所扱いになるようですね。
英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により造られた白い灯台は、空の青&海の青とのコントラストがとても美しくフォトジェニック!
犬吠埼灯台が、日本で初めて作られたレンガを使用している点にも注目です。
当時のレンガは海外から輸入しており、その輸送コストが膨大でした。そこで日本はレンガ造りの研究を行い、犬吠埼灯台に利用したのです。
しかし、R・H・ブラントンはその強度に不安があったのか、灯台は二重構造になっています。灯台が建てられて以降140年以上もの間、現役で雨風に耐えています。
日本の灯台は焦点距離の長さによって、第1等レンズ~第6等レンズ、等外とに分けられますが、犬吠埼灯台は日本には5つしかない最大の第1等レンズを使用しています。レンズの高さは2.59m、内径は1.84m。内径の大きさだけでも大人の身長位なので、いかに大きなレンズなのかが分かります。灯台が放つ光は約35km先にまで届くそうです。
また、全国で16基しかない参観灯台の1つです。参観灯台とは、灯台の中を見学できるサービスのこと。観覧料200円が必要ですが、是非上まで登ってみましょう。
灯台内は螺旋階段が99段あります。特に最後に現れる鉄の階段は傾斜がきついため、女性はズボンで行くことをおすすめします。螺旋階段は狭く、上りと下りが混在するので譲り合い必須です。
やはり灯台の上からの眺望は格別!360度ぐるりと見渡すことができ、日本の渚100選に選ばれた「君ヶ浜海岸」が描く弧線や、白亜紀のジオパークが足元に広がります。風が強いですが、これもまた自然を肌で感じられるきっかけになります。
灯台の前には、白い郵便ポストが建っています。まるでミニチュア灯台のようで実に可愛らしく、SNS映えすると女性に大人気だそうです。ところで何故こんなところに白いポストが立っているのか・・・実はこのポストは2012年に銚子海上保安部と銚子郵便局が協力し、犬吠埼の観光イメージアップを目的として設置されました。
設置日がホワイトデーであったため、このポストから投函すると「恋愛が成就する」「幸せを呼ぶ」「願いが叶う」などと評判になり、イメージアップは大成功。願い事が叶うのも嬉しいですがこの白いポストは普通に稼働しているので、実際に投函した手紙やはがきには、犬吠埼灯台を含めた銚子の風景入り消印が押されます。家族や大切な人へ、また、自分宛に投函しても旅の記念になります。周辺の土産物屋で絵葉書や切手は売られていますが、念のため自分で持参しておくと安心です。
灯台敷地内には「犬吠埼展示資料館」及び「霧笛舎」も建てられていますので、見学してみましょう。
犬吠埼展示資料館には犬吠埼灯台初代の第1等レンズと第2等レンズが展示されています。
とても大きなレンズに対して、想像するよりも小さな電球(それでも十分大きいのですが)が使われています。電球の光を、レンズの屈折を利用し大きな光にして、遠くまで光を届ける仕組みが理解できます。
霧笛舎では、平成20年(2008)まで使用されていた霧笛の音を聴くことができます。霧が濃い時にぶぉ~ぶぉ~という音で船舶に危険を知らせていたのです。霧の中に響く霧笛の音、きっと雰囲気があったでしょう。
どちらの建物もそれほど規模は大きくはありませんが、なかなか見応えがあります。
犬吠埼灯台の周辺には「犬吠埼灯台下遊歩道」が整備されています。灯台に上り、高い目線で見る太平洋の眺望も素晴らしいですが、遊歩道からは打ち寄せる荒波をすぐ間近で見られ、なかなかの迫力を感じます。
一番低いところまで進むと足元は岩場なので、磯遊びが楽しめます。
ちなみにこの遊歩道は、遊歩道周辺に自生する海岸崖地の植物を見るために作られたもの。地層の見学とともに、足元に咲く小さな花々や草木にも目を向けてみてください。
遊歩道は歩きやすいように整備されていますが、階段が多くあります。岩場まで進むならスニーカーがベストです。
また、岬は海風を遮るものがなく肌寒く感じるので、羽織るものが1枚あると安心です。帽子など飛ばされないように注意して下さい。
地球の丸く見える丘展望台
千葉県北東部にある一番高い愛宕山の頂上に建っている「地球の丸く見える丘展望台」。その名の通り、「地球は丸い」ことを肉眼で確認できる展望台です。
360度の視界のうち、330度が水平線。ものすごい大パノラマです。330度をぐるりと見渡せば、地平線が広く緩く、弧を描いているのが分かります。
地球が丸いのは知っていても、実際に目視できるなんてなかなか貴重な体験です。
地球の丸く見える丘展望台は「屏風ヶ浦」を一望できる距離にあるので、およそ10kmも続く屏風ヶ浦がいかに長いかも実感できます。
また、天気が良い日には遠くに富士山も見えるので探してみてください。
閉館時間は決められていますが、晴天時は日没の時間まで開館する「サンセットタイム」を実施しているので、地平線に沈んでいく夕日が見られます。海がオレンジに染められて、刻一刻と変わっていく空の色は撮影するのは飽きません。
夏の太陽だけは屏風ヶ浦の後ろに沈んでしまいますが、シルエットで浮かび上がる風車がまた、素敵な夕暮れを演出してくれます。
入館料:大人380円、小中学生200円
屏風ヶ浦
銚子半島の南西、銚子市名洗町から旭市飯岡刑部岬まで約10kmにわたる、下総台地が海の波によって削られた崖です。
イギリス~フランス間の「ドーバー海峡」にある「白い壁」に似ていることから「東洋のドーバー」とも呼ばれています。とにかく見事な景観美は日本にもこのような場所があったのかと驚く程です。
銚子マリーナ海水浴場から続く遊歩道を進むと、屏風ヶ浦を間近で見られるのでぜひ歩いてみてください。屏風ヶ浦は高さが約40~50mあるので、近くで見るとかなりの迫力です。遊歩道に波も押し寄せてきて怖いくらい・・・これほど壮大で美しい崖は滅多にありません。
「地球の丸く見える丘展望台」から見た屏風ヶ浦は綺麗なツートンカラーですが、近くから見ると幾重にも重なる層をはっきりと確認できます。そして崖の上にいくつも並んでいる風力発電所の風車がまた、絵になります。
風ヶ浦で観察できる地層のうち、上の方は約10万年前にできた新しい地層です。下の方は約300万年~90万年前の地層で、海の中で泥が砂や泥が堆積して作られました。海の中にいる生き物の化石が発見されています。
全体的に地層が柔らかいため、かつては荒波の浸食が続き植物が生える、綺麗な縞模様の地層を見ることができました。しかし侵食が進みすぎたため消波ブロックを設置したところ、浸食は抑えられたものの植物が生えてきた事で綺麗な縞模様が隠れてきています。さらに、侵食され流された土砂が九十九里浜の砂浜になっていたので、砂浜が痩せてきていることも問題視されています。
自然が作り出した景観を人間の手で守ろうとすると、どこかに歪みが生じるのでしょうか。何か良い解決策が見つかるといいですね。
銚子醤油
温暖な気候で湿度が高い銚子市は、酵母菌や微生物の働きを活発にするため、醤油作りをするには適した地域でした。大地の成り立ちだけでなく、その土地の地質や気候を生かした産業の発展までを含めてジオパークと言います。
銚子市の場合、有名な銚子醤油の他にも、キャベツや日本一を誇る水揚げ量なども銚子のジオの恩恵ということになります。
銚子醤油には、有名な2大醤油メーカー「ヒゲタ醤油」と「ヤマサ醤油」があり、それぞれの醤油工場は見学することが可能です。
食生活に身近な調味料の醤油が、どのように作られているのか?を知るために、工場見学のはしごをするのも面白いです。工場見学の所要時間はそれぞれ1時間程度です。
同じように作られている醤油でも工場見学の見せ方や工夫が異なるので、それぞれ新鮮な気持ちで見学できます。
ちなみに醤油は大豆・小麦・塩・水が原料です。それに麹菌を加えて発酵させていきますが、この麹菌を各醤油メーカーの味の決め手になっているとのこと。
ヒゲタ醤油工場とヤマサ醤油工場の距離は1kmほど。自家用車での移動ならあっという間ですが、徒歩の場合は15分程度。
工場稼働日には風の流れに乗って醤油の匂いが感じられることがあり、周辺住民は「今日は醤油を作っている。」「今日はポン酢を作っている。」などとかぎ分けられるそうです。徒歩での移動中に匂い判別体験ができるかもしれません。
余談ですが大手醤油メーカー「キッコーマン」も同じ千葉県ですが、こちらは野田市になります。キッコーマンでも工場見学が可能です。
ヒゲタ醤油とヤマサ醤油のそれぞれのロゴを見た時に、気になるところがあります。どちらのロゴにも小さく「上(じょう)」と言う漢字が入っています。
これはかつて、江戸幕府が経済政策で物価を下げようとした命じた時に、ヒゲタ醤油とヤマサ醤油は上質な醤油であったことから価格を下げなくて良いと幕府からお墨付きをもらった証の名誉あるマークなのです。
ヒゲタ醤油工場見学
関東最古の醤油蔵として知られるヒゲタ醤油。
元和2(1616)に、田中玄蕃(たなかげんば)が、当時江戸の海産物問屋であった真宜九郎右衛門(さなぎくろうえもん)より関西の溜(たまり)しょうゆの製法を伝授されたのが、田中が醤油と出会った最初です。
それから時は経ち、ヒゲタ醤油としての本格的な生産は承応4(1655)以後になります。
ヒゲタ醤油は生産している醤油の約7割が業務用として使われています。料理のプロのために作られる調味料ですから、品質も味も妥協のないしっかりとした印象です。
見学の内容は、ビデオ映像で銚子での醤油作りの歴史や江戸との関わり・発展について学びます。それから工場に移動し実際に醤油のできる過程を見学。ただし、土日祝日・お盆休みは工場が稼働していないので見学できません。
さらにVRスコープを使用したバーチャル工場見学をします。VRスコープの映像は、工場のラインに流れる醤油容器の中に設置したカメラで撮影された、言わば醤油目線での映像。自分が醤油になった気持ちになれます。
面白い視点ですし、今の技術ならではの見学の工夫だと感じます。これなら小さな子供でも興味を持って工場見学ができそうです。
最後に工場見学記念にお土産「ヒゲタ超特選醤油本膳100ml卓上びん1本」を頂けます。
お土産を貰える上に、この内容で工場見学が無料なのだから、銚子観光では絶対に立ち寄るべき外せないスポットです。
家族や友人など5~6人程度のグループなら予約は不要、受付時間内に直接工場えばOKです。
受付時間:午前9時~12時・午後13時~16時
ヤマサ醤油工場見学
ヤマサ醤油は、初代・浜口儀兵衛(はまぐちぎへえ)が正保2(1645)に銚子で創業しました。以来12代に渡り伝統の味を守り続けています。
特に創業以来370年以上受け継がれてきた「ヤマサ菌」という特別な菌がヤマサ醤油を美味しくし、キッコーマンに次いで日本の醤油シェア第2位をキープしています。
工場見学の初めは、ヤマサ醤油の歴史や醤油の作り方を映像で学んでから、いよいよ工場へ。1日に約2万本を生産する第1工場は東京ドーム4個分の広さ。第1工場で醤油が作られ、第2工場ではポン酢や麺つゆなどの調味料が作られているそうです。
それから麹室(こうじむろ)に移動してヤマサ菌による麹の変化を、仕込蔵(しこみぐら)ではもろみの変化を確認します。
最終工程に「火入れ」と呼ばれる作業があり、醤油に熱を加えて味を整えます。この時に立ち上る蒸気が、醤油の香りとなって辺り一面に広がります。醤油が大好きになる瞬間です。
最後は「しょうゆ味わい体験館」へ。ここでは見学者みんなで同時に入れる、大きな大きな仕込み樽の中に入って発酵する醤油の上を歩く、音と映像を駆使したバーチャル体験ができます。幻想的な演出で樽の中は赤色に照らされ、「出来立ての醤油の色は赤い」ということを私たちに五感を通じて教えてくれます。
工場見学の締めには醤油グルメでお腹を満たしましょう!お薦めは「ぬれ煎餅焼きそば」。焼きそばの中に、砕かれた銚子名物のぬれ煎餅が入っています。麺やキャベツも銚子産。銚子の新名物です。
デザートは、なぜかキャラメル味に感じる「醤油ソフトクリーム」や、しょうゆパウダーをふりかけた「あげまんじゅう」…他にも色々あります。
取りあえず、ヤマサ醤油をつけて焼く「手焼き煎餅体験」は外せないです。
お土産コーナーも品揃えが充実しているので、見て回るだけでも本当に楽しいです。
もちろんヤマサ醤油工場見学でも卓上しょうゆのお土産がもらえて、しかも見学は無料。
※ヤマサ醤油の工場見学には予約が必要
インターネットからの予約は希望日の3日前まで、それ以降は電話で確認が必要です。しょうゆ味わい体験館は予約不要。
土日祝日及びG.W.・お盆・年末年始は、工場が稼働しないので映画上映のみの見学です。
一山いけす
銚子ポートタワーから約2km離れた場所にある「一山(いちやま)いけす」。ここでは、注文が入ると店内にある大きないけすから魚を捕って調理してくれます。
いけすの周りに座ることも可能ですが、目の前で生きた魚を見ながら、先ほどまでは生きていたであろう魚を食べるという…少々食べづらい席になります。
しかし頂いた命、ありがたく頂戴する気持ちが大事。
とにかく新鮮で味もボリューム満点。芸能人も多く訪れるほどの人気店です。
一山いけすのすぐそばには「ウオッセ21」があり、ここでは新鮮な魚介類を購入できます。自家用車で訪れる場合、クーラーボックスがあると便利。電車やレンタカーでのアクセスの場合でも保冷剤を用意してくれるので大丈夫。
ウオッセ21でも食事ができます。もちろん海鮮が中心のお店が多くあり、味やボリュームでは一山いけすに引けを取りません。漁港の町らしい活気を感じられるウオッセ21、外せない立ち寄りポイントです。
銚子観光の移動方法
銚子を観光する時の移動手段はいくつかあります。
自家用車で訪れた場合はそのまま車で移動するのがお薦め。基本的に銚子市は車社会なので、都会ほど交通手段は充実していません。
犬吠埼灯台は訪れる時間によっては駐車場が混み合うことがありますが、周辺道路が動かなくなるほど大渋滞することはそれほどなさそうです。
地球の丸く見える丘展望台へのアクセスも、坂道をずっと上がっていくため自家用車の方が楽に移動できます。レンタカーを借りるのも同様のメリットがあります。
次に、銚子電鉄・レンタサイクル・バス、の組み合わせで移動する手段です。
観光案内所で貸し出している電動アシスト付きレンタサイクル(1日コースで1,500円)は、電車に持ち込むことが可能なため、電車を降りてから自転車で移動することが容易にできます。
乗り降りできる駅は決まっているので完全にフリープランとはいかないし、電車の本数も1時間に1~2本程度とそれほど多くないので、最初にある程度計画を立てておいた方がが時間を無駄にせずに済みそうです。
レンタサイクルは電動アシスト付きで坂道も楽々。ただし台数が20台程度と少ないので旅行プランが決まったら予約する事がお薦めです。
TEL:0479-26-4755
営業時間:9:00~17:00
万が一、全て貸し出し中の場合、銚子駅前の商店街にある自転車屋でもレンタサイクルが利用できます。こちらには電動アシストはついていませんが、1日700円で利用できるので観光案内所で借りるよりもかなりお得。
あまり歩きたくない、自転車では天気が不安という方におすすめなのが「銚子1日旅人パス」の利用です。
こちらは銚子電鉄・千葉交通路線バス・岬めぐりシャトルバス(土日祝のみ運行)が1日乗り放題になるお得なフリーチケット。電車とバス、それぞれの発車時間を考慮しなくてはなりませんが、行けないところはないくらいに銚子市を網羅しているので大変便利です。
大人1,000円・小人500円
銚子電鉄は銚子電鉄そのものが観光スポットといっても良いほどなので積極的に利用したいです。
全部で10駅、約6.4kmの、それほど長くはない銚子電鉄は赤字続きで倒産寸前でした。いよいよ限界という時に、当時の経理課長山﨑勝哉さんがインターネットで「ぬれ煎餅を買ってください。銚子電鉄を救ってください」と書き込んだのです。するとSNS上で話題になり、ぬれ煎餅の注文が殺到しマスコミにも取り上げられたことで、ぬれ煎餅が爆発的なヒットとなり本当に銚子電鉄を救ったのです。
それ以来、駅名にユニークなネーミングをつけたり様々な味のぬれ煎餅を発売したりするなど、銚子電鉄を盛り上げてきました。銚子に訪れた記念に一部の区間だけを往復利用するのも観光客の間で人気になっています。もちろん「ぬれ煎餅」は銚子土産に最適です。
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