市電「五稜郭公園前」電停から約3.2km(徒歩で約15分)、五稜郭公園正面広場入口に到着します。
五稜郭は函館港開港の際に、徳川家定の命により函館奉行所の移転先として元治元年(1864)に築造された「稜堡(りょうほ)」です。
※稜堡(りょうほ)とは、大砲を主な防衛武器として設計された城のこと
稜堡(りょうほ)が5箇所設置されているため五稜郭と呼ばれ、特別指定史跡にも指定されています。
しかし、慶応3年(1867)の大政奉還で、函館奉行所は役目を終えました。
五稜郭公園内には、函館のシンボル「五稜郭タワー」や函館戦争の時に旧幕府軍と新政府軍がそれぞれ使用していた「大砲」の展示、「函館奉行所」などがあります。時間をかけてゆっくりと回りたいところです。
特に歴史的復元建造物「函館奉行所」には、ぜひ立ち寄りましょう。
奉行所内部では幕末の様子を忠実に再現しており、襖を全部開け放つと72畳の広さにもなる大広間や、奉行の執務室であった表座敷を当時の雰囲気そのままに拝観できます。
映像シアターでは、函館奉行所復元工事の様子を放映しています。四年の歳月を費やした、宮大工による日本伝統建築の匠の技を観ることができます。
函館奉行所 入所料 |
大人500円・小人250円・未就学児無料・臨時休館日あり |
五稜郭公園のお堀の外周は約1.8km程度なので、天気が良ければ一周ぐるりと歩くのも気持ちが良いです。五稜郭タワーのエントランスホールにコインロッカーがありますから、荷物が多い時には先に預けておくと楽です。
お堀には貸しボートがあり、30~40分ほどで一周回れます。水上から見る五稜郭は一体どんな景色でしょう。
公園内の水飲み場がさりげなく五角形になっています。探してみてください!
コメント