函館の街を歩くなら「これは見ておいた方が良いよ!」というスポットをまとめました。
地図で分かるように比較的、短時間で周れる位置関係にあります。
函館ハリストス正教会
日本初のロシア正教会聖堂で、函館を代表する歴史的建造物です。
レンガ造りの建物ですが、壁を白色の漆喰塗り仕上げにして、ロシア風ビザンチン様式が特徴のドーム屋根には緑色の銅板を使用しています。
教会の鐘の音がガーンガーンと鳴ることから、別名「ガンガン寺」と呼ばれています。
聖堂拝観・冬季は特定日以外休館、開館日も曜日によって時間が異なります。
拝観献金 | 200円(文化財維持のため) |
余談ですが、元町公園から函館ハリストス正教会の間の石畳の中に、1つだけハート型の石が埋められています。ヒントは函館西高校の近くです!
カトリック元町教会
ゴシック建築様式を用いた、とがった屋根の大鐘楼が目印の教会。日本では最も古い歴史を持つ教会です。現存する建物は2度の大火に遭い、再々建されたものになります。
大聖堂の祭壇は火災の見舞いとしてローマ法王から送られたもので、一見の価値あり!礼拝時間以外は内部を無料で拝観することが可能です。
函館聖ヨハネ教会
茶色い十字架の形をした屋根が印象的な教会です。坂道や石畳が多い元町エリアですが、函館西ヨハネ教会はさらに坂を登っていくので履き慣れたスニーカーがオススメ。
日本最古のコンクリート電柱
二十間坂を下った先にある日本で最も古いコンクリート電柱です。
電柱といえば円柱が一般的ですが、日本最古のコンクリート電柱は珍しい角柱型になっています。
大正12年(1923)に、元北海道拓殖銀行函館支店が鉄筋コンクリート造りで建築された際、外観と電柱のバランスが取れるようにと特別に建てられました。
それから約95年、今でも現役の電柱として活躍しています。
グルメやショッピングを楽しめる「金森赤レンガ倉庫」に向かう途中に立っていますからぜひ立ち寄ってみてください。
八幡坂
日本一有名な坂と言っても過言ではない「八幡坂」
坂の上から下を眺めると、海までまっすぐ伸びているのが印象的です。
TVCMや旅行ガイドブックなどで使われていますから、誰しも一度は見たことがある坂です。
金森赤レンガ倉庫
2018年で30年を迎える総合複合施設です。海辺を散歩しながら、スイーツや海産物を食べることができ、函館観光の休憩にもちょうどよい場所です。
旧イギリス領事館(開港ミュージアム)
大正2年(1913)に施行され、昭和9年(1934)までイギリス領事館として使用されていました。
開港ミュージアムでは、ペリーが来航してから函館が開港するまでの歴史をパネルで学べるほか、アンティークな家具や調度品が展示されています。
1階のティールーム「ヴィクトリアンローズ」では、本場イギリスの紅茶や焼き菓子、ケーキセットなどいかがですか。一番人気のメニューは、伝統のアフタヌーンティーセット(1名様分1,500円)。是非、本場の味を堪能してみてください。
また、中庭では約60種のバラ園が目を楽しませてくれます。(6月下旬~8月上旬が見頃)
入館料金 | 大人300円・学生生徒児童150円・未就学児無料 |
※お得な「函館市旧イギリス領事館・旧函館区公会堂・函館市北方民族資料館・函館市文学館」4館共通入館もあります
旧函館区公会堂
函館港を一望できる「元町公園」に建っている「旧函館区公会堂」は、明治40年8月(1907年)の大火で焼失した、区民の集会所である「町会所」の代わりとして竣工されました。
函館は浜風が強いため、ちょっとした火の不始末でもすぐに大火事になっていたのです。
「旧函館区公会堂」はコロニアル様式を取り入れ、ブルーグレー×イエローの配色が特徴的な左右対称の建物です。
※「コロニアル」・・・「植民地の」という意味があり、17~18世紀のイギリスやスペイン、オランダの植民地に見られ、特に植民地時代のアメリカで発達した建築様式の一つ。建物正面にポーチがつき、大きな窓やベランダ、板を横に貼った壁が特徴的。
「旧函館区公会堂」の建物内は、外観同様に実に見事。明治洋風建築に共通したルネサンス風の面影が残っています。貴賓室や130坪の大広間など、当時の華やかな雰囲気を肌で感じられるでしょう。
館内の「ハイカラ衣装館」では、ドレスを借りて記念撮影することもできます。
旧函館区公会堂は、定休日はあるものの一年を通して入館することが可能ですが、ハイカラ衣装館は12月下旬~2月下旬まで冬季休業となりますので、訪れる際には営業状態を確認しておきましょう。
旧函館区公会堂から徒歩3分のところには、旧函館区公会堂の再建時に莫大な金額(現在の金額で約10億円)を寄付した北海道有数の豪商の私邸「旧相馬邸」がありますので、旧函館区公会堂とセットで訪れる良いです。
入館料 | 大人800円・高校生500円・中学生以下300円 |
元町エリア
3ヶ所の重要文化財があり、函館らしい坂が多い「元町エリア」。洋館や教会が立ち並んでおり、異国情緒あふれる雰囲気が楽しめるエリアとして大変人気の場所です。
安政6年(1859)、幕府は函館を本格的な国際自由貿易港として開港しました。
これにより、イギリス領事館(兼フランス領事館)・ロシア領事館・中国領事館などが次々と建てられ、函館にはアメリカやロシアなどの多様な文化が入り込み、国際交流が活発化していきました。
訪れる前に歴史的背景を学んでから元町エリアを観光すると、より一層興味深く見て回れます。
元町エリアはたくさんの見所がありますが、絶対外せないポイントを徒歩で回っても、2時間ほどで観光できます。
元町エリアには通称「ソフトクリーム通り」といって、様々な味のソフトクリーム店が並ぶ通りがありますから、食べ比べをしながら観光するのも楽しいですよ。
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