函館の市電


函館は人気の観光地。お得なパッケージツアーも色々発売されているようです。

ただ慌ただしく色々回るよりも、函館市内滞在中はフリープランにして、時間に縛られることなくマイペースにゆっくり見て回るのもオススメです。

移動はレンタカーだけでなく「市電」の利用も視野に入れたい

レンタカーは小さなお子様連れにはオススメですが、各観光ポイントでは駐車料金が掛かるし、人気のシーズンには駐車場の空き待ちをすることもあります。時には渋滞にはまってしまい、時間のロスも考えられます。

そこで、おすすめなのが「函館市電」です。

北海道には札幌と函館にしかない路面電車「函館市電」なら渋滞もないし、観光地へのアクセスもなかなか良いです。

函館市電の歴史

明治30年(1897)に馬車鉄道としてスタートし、大正2年(1913)には馬車から路面電車に変わりました。函館市電は、2018年で105周年を迎えます。

電停の端は、観光客の宿泊先として人気の温泉地「湯の川」、「十字街」からは二股に分かれ、それぞれ「函館どつく前」「谷地頭」までの往復運行。

「函館どつく前」は「外国人墓地」などの観光で、「谷地頭」は「立待岬(たちまちみさき)」などの観光で利用して下さい。

「湯の川」⇔「十字街」は約6分間隔、「十字街」⇔「函館どつく前」又は「谷地頭」は約12分間隔で運行しているので、それほど待つことはありません。

せっかく乗車するのなら車両にもこだわりたいです。函館市電は個性的な電車が何両も走っています。

例えば、大正~昭和初期のちんちん電車を復元した「箱館ハイカラ號」(期間限定運行)はレトロな雰囲気を味わえます。「530号」は函館市電で最も古い営業車両(夏季繁忙期のみ運行)なので乗車して歴史を感じるのも楽しそうです。

また、「らっくる号」は車椅子に対応したバリアフリー仕様となっています。

市電に乗るなら一番前の右側の座席がおすすめ。大きな車窓から函館の景色を見ることができ、運転手の操作も見られます。

函館市電の乗車料金

利用料金は2km210円~(小児半額)ですが、観光で利用する場合には1日乗り放題の「一日乗車券」(600円)を購入しましょう。

「市電・函館バス共通1日乗車券」(大人1,000円・2日券1,700円)を購入すれば、「トラピスチヌ教会」など観光範囲が広がります。

函館市電で巡る、主な観光地の最寄り電停

  • 朝市・・・「函館駅前」電停
  • 五稜郭・・・「五稜公園前」電停
  • 元町エリア・・・「函館どつく前」行きに乗車し「末広町」電停で下車
  • 函館山・・・「十字街」電停

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