長崎市内から少々離れていますが、長崎観光とセットで訪れたいのがハウステンボスです。
一年を通して四季折々の花々で園内が彩られ、歌と踊りで溢れる園内は丸1日いても時間が足りないほど。
「ハウステンボス」=オランダ語で「森の家」と言う意味。そのため、自然を取り入れたヨーロッパの街並みを日本に居ながらにして、味わえる施設になっています。
ハウステンボスの敷地の面積は東京ディズニーリゾート(ディズニーランドとディズニーシーを足した面積)とほぼ同じなので、ひとつのテーマパークとしては日本最大級の広さ。
以下の写真は高さ80mの展望台の「ドムトールン」と、そこからみたパークの景色です。
ドムトールンは高い建物なので、下から見ても絵になりますが、色が変わるライトアップも印象的です。
ハウステンボスは、基本的にヨーロッパ全体をテーマとしていますが、建物類はオランダの街並みを再現しています。
そのため、いわゆる裏側(裏口通路、バックヤードなど)というものが存在しないのもハウステンボスの特徴です。スタッフの出退勤の動きや物の搬入、宅配業者など本来であれば裏口通路を使用する場面ですが、そのままをゲストの方々に見せることで、よりリアルに街並みや人々の暮らしを再現しています。
夢の国と言われるディズニーランドとは違い、ヨーロッパの街並みに自分がいるような雰囲気は、ボーッとする時間すらも楽しめます。
ハウステンボスはただ、ヨーロッパの街並みを再現しただけではありません。一年を通して様々なイベントが行われています。
季節ごとの花の祭典や、ビールとワイン祭、ハロウィンやクリスマスイベントなど、この他にも様々なイベントが開催され、公式WEBサイトを見るだけでも「こんなに充実しているなら面白そう!」と思えるはず。
特に「世界フラワーガーデンショー」は一見の価値あり。世界的なアーティスト達が創り出す花と美の調和は素晴らしい!
小さな子供さんはお花や音楽だけでは飽きてしまうなんて心配もありそうですが、大丈夫。ハウステンボス内には、小さな子供から大人まで本格的に楽しめるアトラクション施設がたくさんあります。
昔からある流行り廃りのない「テディベアキングダム」、楽しい写真が取れる「トリックアート」、国内外の約30種類のVR体験ができる「VRの館」等。
野外には最大9mの高さを歩くアスレチック「天空の城」や、一人乗りのコースターアトラクション「天空レールコースター疾風」など、さまざまなアクティビティを楽しめる「アトラクションゾーン」。
恐竜が住む無人島に実際に行って、恐竜ハントもできます。(無人島は当然自然がいっぱいなので、蚊がとても多いです。虫よけ対策必須です!)
この時はワンピースの本格的なアトラクションがありました。
疲れたら、所々でやっているコンサートの客席でのんびり音楽を楽しんだりお酒を飲むのも良い過ごし方です。
昼のハウステンボスものどかで良いのですが、夜のハウステンボスは格別です。
世界最大級の1,000万球のLEDを使用したイルミネーションは、あたり一面を幻想的に輝かせます。
どこか一箇所だけを集中して電飾をしているのではなく、前後左右見渡す限りがLEDで装飾されているので、自分が光の中に存在している感覚になるそうです。
ドムトールンのタワーに上って、上から見下ろすのもおすすめですよ。光のアートガーデンやアムステルダムシティー、ハーバータウンの美しい夜景までハッキリと見られます。
ここが日本の施設であるとは思えないほど素晴らしくヨーロッパの夜景を見ているようで、5年連続イルミネーション日本一に輝くのも納得です。カップルで訪れたならば、虹色に輝く運河クルーズに乗船してください。忘れられない思い出になりそうです。
同じく夜には、3Dプロジェクションマッピングが開催されます。
音と光の演出で迫力満点!テーマも古城をイメージしているのでハウステンボスのイメージが崩れることはありません。
イルミネーションだけを楽しむなら、夕方5時から入場できる「光のナイト散策チケット」が発売されています。その他イルミネーション + アトラクション付きなど、いくつかのパターンでチケットが発売されていますから、目的に合わせて入場できます。
ハロウィンやクリスマスなどイベントに合わせて園内の装飾が変わるので、訪れる時期によって様々なハウステンボスが楽しめるのも魅力の1つ。
ペットの同伴が可能なのも愛犬家には嬉しいです。アトラクションタウンの運河沿いにはドッグランが用意されています。
オープン当初からお土産の人気ナンバーワンとなっている「アニーおばさんのチーズケーキ」は是非とも購入しておきたいお土産です。
ハウステンボスで宿泊
夜遅くまで楽しみたいならハウステンボスに宿泊するのもオススメです。
最高のおもてなしと豪華な雰囲気が楽しめる「ホテルヨーロッパ」や、街の中心にあるカジュアルなホテル、コテージタイプなどは、ヨーロッパ旅行での宿泊感覚です。ちょっと変わったところでは、ロボットがお出迎えしてくれる「変なホテルハウステンボス」もあり、こちらは宿泊そのものが遊びの延長線上で楽しめます。
ホテルヨーロッパは宿泊者専用の船で渡ってチェックインします。(チェックイン・チェックアウトクルーズ)
下船後、ウッドデッキでホテルのベルボーイにお出迎えされると、本当に異国感を味わえます。
ホテルヨーロッパの内観
毎日開催されているコンサートはとても素敵でした。
ハウステンボスへのアクセス
長崎市内から快速電車「シーサイドライナー」に乗車して、約1時間30分で到着。
長崎県営バスが運行する高速バスも利用できますが、出発日が土曜・日曜・祝日・年末年始・お盆、と限られています。
行きと帰りでそれぞれ2便ずつしか運行しないので絶対に乗り遅れてはいけません。乗車時間は約1時間20分です。
ハウステンボス駅の風景
到着の日はあいにくの雨でしたが、雨の向こうにあるハウステンボスが綺麗でした。
晴れると下のような感じ。
長崎で鎖国時代からの歴史を学び平和を祈り、ハウステンボスで思いっきり遊んで宿泊する…そんな長崎らしさを感じられる旅行を計画してください。
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