みなさんは、旅行の思い出をどのように残していますか?
数年後に写真を見た際に、「ここどこだっけ?」「これいつだっけ」と記憶が曖昧になって思い出せないという人も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、旅行の思い出を詳細に残しておく方法や、何年経っても旅行の思い出が色褪せないようにするコツなどを紹介していきます。
なぜ旅行の思い出を残しておくことが大事なの?
なぜ旅行の思い出を、あとで見返したときに分かるようにしておく必要があるのでしょうか。
それは、旅行に行ったばかりの頃は記憶も鮮明で写真を見ただけでも、その場所や時期、その時の出来事などをすぐに思い出すことができるのですが、時間が経つにつれて記憶が曖昧になり詳細を思い出すことができなくなってしまうからです。
新婚旅行や友達との卒業旅行、記念旅行など、せっかくの経験を思い出せないのは少し寂しいです。
記録を見返すだけでも、「こんなことがあったね!」とか「この頃は若かったね!」など、当時の情景が連なって思い出されます。
旅行に行ったずっと後にも、その記憶を思い出して楽しむことができるように、旅の思い出を詳細に残しておきましょう。
思い出として記録した方が良いポイントはいくつかありますが、その中でも特に残しておきたいポイントをまとめました。
下記だけでも写真に残しておくことで、詳細を思い出す手がかりになります。
また頻繁に旅行する人には、これらの記録が次の旅計画の参考にもなるはずです。
- いつ行ったか(旅行に行った日時)
- どこに行ったか(旅行先の住所や名称)
- 誰と行ったか(一緒に行った人)
- 何をしたか(見たものや体験したアクティビティなど)
- 何を食べたか(宿などでの食事や食べ歩きをしたものなど)
- どのように行ったか(目的地までの交通手段など)
- その他、服装や荷物など
旅ノートを作ろう
まずは、旅行の詳細な記録をしておく手段として、旅ノートを作成することがお薦めです。
旅ノートとは、旅行の計画から立ち寄った場所の写真や地図、そこで起こった出来事などを1冊のノートにまとめたものです。
旅ノートを作るのは、旅行に行った後ではなく、旅行に行く前から作っておくこと。
旅行の企画段階から、行きたい場所や食べたいもの、やってみたいことのリストや日程などを書き込むことで、旅行中にも使う事ができるので便利です。
そして、旅行中は訪れた場所や食べたものの感想、そこで起きた出来事などをノートに書き留めておきましょう。これは旅行から帰ってきたあとで、ゆっくり書いても構いません。
ですが、時間が経ってから書くと、感動や印象が起きた瞬間よりも薄れてしまうので、なるべく時間を置かずに書くことがお薦めです。
出来事などを書く欄には、写真を貼るスペースを空けておくと良いです。
観光スポットやご当地グルメを撮影した写真を印刷して、それらの記事と一緒に貼ることで、あとで見返したときに当時の状況が詳細に分かります。旅行で撮影した写真も有効に活用することができます。
写真の他にも、地図やパンフレットの切り抜き、切符やチケットなどを一緒に貼っておくのも良いです。
ノートでお薦めなのは、トラベラーズノート。名前の通り旅向けのノートです。
縦長のノートで、A4サイズの紙を3つ折りにして挟むと丁度良いサイズです。リフィルはスケジュール・白紙・横罫・日記など、好きなものを好きな冊数選び、セットするだけ。また、小さな紙を挟めるポケットやペンホルダーを付属させることもできます。
何よりカッコいいのは、表紙のレザーが使い込むほどに味わいが深くなること。これも旅の一つの記録となりそうです。
アプリで記録を残す
旅ノートを作るのが面倒だという人には、アプリでの記録をおすすめします。最近では、旅行に行った場所の記録を付けることができるスマートフォンのアプリがあるので、それを利用しましょう。
アプリの利点は、GPS機能を使って訪れた場所の位置や日時を自動で記録することができるという手軽さです。また、アプリによっては、そのスポットにどれくらい滞在していたかという記録も残せたり、移動ルートを残せる機能もあります。
ただし、データとして保存されているので、スマートフォンを紛失してしまったり、故障してしまうと、大切な旅の記録が消えてしまうデメリットがあります。心配な場合は、パソコンやクラウド上にも保存できるタイプを選ぶこと、もしくは物理的に旅の記録を残してくことができる「旅ノート」がお薦めです。
フォトブックを作る
旅ノートやアプリを利用する方法以外にも、旅行中に撮影したお気に入りの写真を集めて「フォトブックを作る」という方法もあります。
フォトブックのメリットは、写真だけで作成することができるので、旅先で起きた出来事や感想などを文章として書く必要がなく手軽に作ることができるという点です。文章を書くのは苦手という人や、手軽に旅の思い出を残しておきたい人にお薦めです。
フォトブックは近くのカメラショップなどに行って、専用の端末を自分で操作することで作成できます。また最近では、インターネット上で作成したフォトブックを自宅に届けてくれるようなサービスもあるので、より一層、気軽に作成できるようになりました。
これがあると面白い!旅行を記録する方法
旅行では、一眼レフやミラーレスカメラ、スマートフォンなどで写真を撮って旅の記録を残す人が多いと思いますが、それ以外にも特徴的で、あとで見た時に楽しめる方法があるのでいくつか紹介します。
パノラマ写真
パノラマ写真は、一眼レフなどの広角レンズで撮影した範囲よりも、はるかに広い範囲を撮影した写真です。山の頂上などから見える広大な景色や、高層ビルが立ち並ぶ街並みの様子などを迫力のある写真で表現することができます。
自分から見た前後左右すべての景色を一枚の写真に収めることができるので、普通の写真では表現できないような壮大な写真です。
パノラマ写真は、いくつもの写真を繋げて作るのが一般的ですが、最近はスマートフォンのカメラなどで気軽にパノラマ写真を撮影できるようになりました。
また、パノラマ写真は横方向に撮影するイメージが強いですが、縦方向に撮影することも可能です。縦長の建物などを近くから撮影することもできるので、意外と使い勝手の良い撮影方法です。
タイムラプス
タイムラプスとは、時間が通りすぎる様子を早送りのようにして見ることができる動画です。通常の動画も一定間隔で撮影された写真(静止画像)を繋ぎ合わせることで作成されていますが、タイムラプスはそれよりも、一枚一枚の撮影間隔が非常に長いことが特徴です。
日が暮れていく様子や、朝陽が昇る様子、雲が流れていく様子などを撮影したタイムラプス動画はSNSなどでよく見かけます。早送りのような動画なため、再生時間が短くシェアもしやすいという利点があります。
タイムラプスを撮影する際には、撮影時間が長時間に及ぶことと、カメラがブレていると不自然な動画になってしまうため、三脚などを使ってカメラを固定して撮影しましょう。また、360°動くパノラマ雲台を使ってタイムラプスを撮影しても面白い動画を撮ることができます。
標準でタイプラプス機能が搭載されているiPhoneやandroidのスマートフォンであれば、気軽にタイムラプス撮影ができます。また、一眼レフやミラーレスカメラにもインターバル撮影という、一定間隔でシャッターを切るという機能がついているものがあり、その機能を使えば、一眼レフやミラーレスカメラならではの高画質なタイムラプス動画を撮影することができます。
初めて撮影する際には、間隔と撮影時間に注意が必要です。10分以上撮影を続けないと短すぎる動画になってしまい物足りなさを感じる事があるので、撮影には辛抱が必要です。
GoPro
GoProは小型で防水機能を備えており、4K動画を撮影できることから、非常に人気のあるアクションカメラです。ダイナミックな動きの動画を高画質で撮れることが特徴で、GoProで撮影した動画や写真をインスタグラムなどで見かけることも多いです。
小型で非常にコンパクトなため、持ち運びもしやすく手軽に撮影することができ、防水・防塵機能と高い耐久性で、どんな場所でも使うことができます。
ただ単に動画を撮るだけではなく様々な使い方ができるのも特徴です。自撮り棒を使っての自撮りや、「ハウジング」と呼ばれる専用ケースに入れて、水中写真や動画を撮ったり、自転車やバイクなどに取り付けて迫力のある動画を撮ったりすることができます。
また、アプリを使ってスマートフォンと接続することで、撮影したデータを自動でスマートフォンに転送したり、友達と簡単にシェアすることもできます。
観光スポットでのアクティビティの様子を、GoProで撮影すれば、他の写真や動画とは違った旅の記録を残すことができます。
アクティビティの種類によっては、安全性と紛失防止のため使用を禁じている場合もあります。いずれも確認してみてください。
360°カメラ
GoProの他にも、変わった写真を撮れるアイテムが360°カメラです。代表的なものにRICHO THETAシリーズがあります。このRICHO THETAシリーズは全天球という、360°上下、前後左右すべての写真をボタン一つで撮影をすることができます。
パノラマ写真は、最大でも前後左右の360°のみですが、360°カメラで撮影した写真は前後左右に加えて上下も撮影することができます。
風景写真だけではなく、自撮り棒を使って集合写真を撮ることもできるので、特徴的で面白い写真になります。
旅で訪れた場所を360°余すところなく撮影することができるので、あとからその写真を見返したときに、新たな発見をするかもしれません。
小型で軽量のため、一眼レフやミラーレスカメラと一緒に持ち歩くこともできます。風景写真は一眼レフで撮影して、360°カメラではちょっと変わった写真を撮ってみるというような使い分けも楽しいです。
少し前から、私が海外用のWi-Fiレンタルで利用しているサービス店では、オプションでこのカメラを借りれるようになりました。どうせ海外旅行に行くのだから使ってみたい!でも購入は迷っている…という場合はレンタルで試用してみても十分楽しめると思います。
旅の思い出を一生の宝物として残しましょう
旅の思い出を残す方法を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
旅ノートは、作るのに多少手間が掛かりますが、そのぶん世界に一冊だけの宝物になるはずです。また、旅の思い出は後々思い出すことで、より一層、貴重な思い出に変わっていきます。
ここで紹介した方法以外にも、思い出を色褪せることなく、詳細に残しておく方法が沢山あると思います。自分だけの旅を記録する方法やアイテムを見つけて、旅の思い出をより豊かに、そして一生忘れない思い出にしてください。
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