記録する(場所や順路の記録を残したい)


みなさんは、旅の足跡をどのように残していますか。多くの人は撮影というと、観光スポットがほとんどではないでしょうか。

この記事では、観光スポットだけではなく、移動経路や移動中に目についたものを撮影して、どこに行ったか、場所や順路の記録を残す方法について紹介していきます。

ぜひ旅のストーリー作りの参考にしてください。

カメラの時刻を合わせる大切さ

みなさんはカメラの日時設定は確認していますか?ほとんどの人が確認していないのではないでしょうか。

カメラは電子機器なので、電池が切れた状態で長期間放置しておくと日時の設定が消えてしまうことがあります。また古いカメラの場合は、電池が切れていなくても少しずつ日時の設定がずれてしまうことがあるので注意が必要です。

日時が合っていないと正確な記録を残すことができないので、まずは、カメラの日時の設定について少し説明していきたいと思います。

そもそもカメラの日時設定が合っていないと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

主なデメリットと、カメラの日時設定の方法についてみていきましょう。

日時が合っていないと、いつ撮影した写真か判らなくなる

当然ですが、日時の設定が合っていないと撮影した写真の日時もずれてしまいます。

すぐに気づけばよいのですが、ずれたままの写真を放置しておくと、後々見た時に、いつ撮影した写真なのか正確な日時が判らなくなってしまいます。

「この時間は電車に乗ってたはず」「この日の日没は何時だったのか」といった、少し深掘りした情報、それも、記憶にはなかなか残せない詳細な情報が時間や日付なので、写真がそれを正しく記録する必要性は少なくないのです。

パソコンなどとの同期時に不具合を起こすことがある

パソコンやスマートフォンのアプリなどと同期をする際に、カメラの日時がずれていると正常に同期がされないことがあります。

また、日付順に写真を並べた場合に、撮影した写真の日時が合っていないと並び順もおかしくなるので、写真の整理や検索に手間が掛かってしまうこともあります。

日時の設定方法

一眼レフでは、メニューから手動で日時の設定をすることができます。また、GPSを搭載している機種では、自動的に日時を同期してくれる機能がついたものがあり、そのようなカメラの場合には、日時を手動で設定する必要はありません。

GPS機能を使用して日時を設定するので、海外で時差がある際にも簡単に日時を合わせることができます。スマートフォンとアプリを使って連携するような機種でも日時を自動で設定できますので、自分のカメラが対応可能かを確認してみましょう。

ただし、GPS機能をOFFにしていると使用できないのでそちらの設定も見直してみてください。

日時がずれたまま撮影してしまった場合

撮影前には、カメラの日時が正しく設定されているか確認したほうが良いですが、ついつい忘れてしまうこともあるかと思います。また、海外旅行では時差のため設定がずれることも良く起こります。

日時がずれたまま撮影してしまった場合は、AdobeのLightroomなどのソフトで写真の日時設定を変更することができるので、分かる限り正しい日時に直しておきましょう。

旅の足取りを残す

日時設定の次は、いよいよ旅の足取りを残すことについて解説していきます。

旅行中、観光名所の写真だけではなく、看板や時刻表、道順を示したものなどを撮影しておくことで、ひとつの旅のストーリーを作り上げることができます。

旅行写真が観光名所だけの場合は断片的な記録なので、あとで見返した時、記憶が曖昧になりがちです。どのように観光スポットに向ったのか、どんな乗り物に乗ったのかといった一連の写真を残しておけば、それが旅の流れの記録となり、あとで見返した時でも記憶が繋がりやすくなります。

バスの時刻表を撮影

旅の足跡を残す第一歩として、まずはバスの時刻表を撮影してみましょう。

地方のバスやローカル鉄道はインターネットで時刻表などの情報が得られないこともあるため、非常に貴重な情報になります。

何時までに観光を終わらせて、帰りのバス停に向かえば良いかという確認もできますし、もし次に同じ場所へ旅行する際や、友人が行く際にも写真を見直したり、画像をあげれば必ず役立ちます。

特に地方は、1時間に1本しかバスが無い、ということが良くあるので、乗り遅れないためにも時刻表の撮影は重要です。

観光地のマップ(看板等)を撮影する

観光地内を移動する際には、看板など地図の写真を撮影しておきましょう。

矢印や分岐、目印になるお店など全体像を撮影しておくことで、手持ちの地図が無くても位置関係がわかるようになります。周辺地図の用意がない場所は特にその写真が重宝します。

途中で地図の写真を見直すと、抑えておきたいスポットを見逃さずに済むというメリットもあります。

経路のメモ書きを撮影する

目的地までの経路を記載したメモ書きを撮影しておくことも、旅の足跡を残すひとつの方法です。

看板の写真と違い、手書きのメモを撮影しアルバムに残すことでより一層、臨場感が生まれます。

万が一旅行中に、事前に計画した行程メモを紛失してしまった場合でも、カメラの中に残っていれば確認することができます。

旅行から帰ると大抵の場合、行程のメモを捨ててしまうと思いますが、写真で残してあれば邪魔になることもなく、旅の思い出の1枚になります。

調べた経路・地図などを画面メモに残す

旅の足跡を残す方法として最後に、Google Mapなどの地図アプリで事前に調べた経路の道順を、画面メモで保存し、旅の写真と一緒に残しておくという方法もおすすめです。

Mapアプリで調べた地図や、観光スポット情報を画面メモで残しておくと、自分がどのような経路で歩いたかの記録になるだけでなく、旅行中には余裕がなく気付けなかった「見どころ」を知ることができる場合があります。

「自分たちが歩いた道はとても歴史の深い場所だった」「実はこの場所には昔○○があった」など。

それをその時の写真と見比べれば、自分が辿った情景を後々、思い出すことができたり、それについて思い出を語ったり、旅行を何倍にも楽しめるはずです。

旅行のパンフレットに載っている案内図や、切符、チケットなど現地に行かなければ手に入らないようなものを写真に残しておくことも非常に大切です。

旅行で貰ってきた入場券を全部記念に取って置くのが難しい場合にも、観光スポットを背景に取った入場券の写真一枚あれば、十分です。

また、旅の思い出を記録に残そうの記事で紹介した、「旅ノート」を作る際にも、この画面メモがあると非常に役に立ちます。撮影した写真と一緒に印刷して旅ノートに貼り付けることで、より詳細な旅の記録を作ることができます。

自分だけの旅のストーリーを完成させましょう

どこに行ったか、場所や順路の記録を残す方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

旅のポイントとなる場所を撮影することによって、旅行中にも役に立つだけではなく、後々見返した際にも楽しむことができる、貴重な情報になります。

そして移動中にも、撮影する被写体(歴史がありそうなもの)を探すことで、より視野が広がるというメリットもあります。普段何気なく通りすぎている物にも目を向けることは、より旅を楽しむ秘訣になるのではないでしょうか。

ぜひ旅の足跡を沢山残して、素敵な旅のストーリーを完成させてください。


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